蓮根のパワーで疲労回復、かぜの予防、ガン予防、老化防止!



蓮根が美味しい時期です。

栄養があり食物繊維も豊富。

薄切りでサッと湯通しして、シャキシャキの食感も楽しめるし、

すり下ろして焼いたり揚げたりして、モチモチにも、

他の材料と煮込んでホクホクにも。

簡単にお料理できてカラダにいい蓮根は、

特にくせがないのでキライな人って、あまり聞かないですね。

昔から見通しがいいので縁起が良いと言われている蓮根。

おだしをしっかりとって素材の味を楽しむのもいいですね。

蓮根のほんのりとした甘みも感じられます。

蓮根(れんこん)

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レンコンは、蓮(はす)の地下茎が肥大した部分を指します。

見た目は根のようなので蓮の根=蓮根と言われるようになりました。

蓮の若葉も食べられます。

日本ではレンコンはおせち料理に欠かせない物となっていますが、それはレンコンの形状に理由があります。

輪切りにした時に丸い空洞が並んでいて、向こうが良く見える事から、「先の見通しが良い」という縁起を担いで食べます。

CAVECAVE

ちくわでも、よない?

蓮根は生で食べられる?

採れたて新鮮なレンコンなら生でも食べられるそうです。

秋口になるとれんこんは、成長が止まり収穫期になります。

生産農家はいっせいに、れんこんを出荷します。

この時期になると、出荷されて1日増すごとにアクが強くなり生では食べられる状態でなくなってきます。

れんこんは採れたて新鮮なものでないと生で食べる生食にはむきません。

生での食べ方は、酢水につけアク抜きをして食べられます。

レモン果汁でも大丈夫です。

酢は、れんこんに含まれる「ムチン」と合わさるとシャキシャキ感がいっそう増し、変色をしない効果も大きくなります。

アクの栄養分は、水に溶けやすい性質がありますから、長い時間置かないように心がけます。

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蓮根の皮は食べれる?

れんこんの皮はむく派が圧倒的に多いようですが、れんこんの皮はむかないでも食べられます。

れんこん以外でも実は皮はむかないでOKという野菜は多いです。

れんこんの場合、皮をむかないで調理すると中の白の部分が茶色に変色してしまうため、

見た目を重視する和食ではれんこんの皮はむくという流れになってきたようです。

蓮根の種類

在来種

細長く、やや茶色っぽい色をしています。

中国種よりも粘りがあり切ると糸を引きます。

肉質は柔らかく味が濃いようです。

しかし、地下茎が深く手間がかかるため今では関東、東海地方などで少量出荷されているだけになり、あまり栽培されなくなってきているようです。

備中種

徳島など関西を中心に栽培されているレンコンで、明治時代になって中国から入ってきた品種だそうです。

中国種よりも細めで、在来種と中国種の中間的な外観をしています。

中国種

明治時代になってから中国から入ってきました。形はずんぐりと太短く色が白っぽいです。

肉厚で歯ざわりがよく、今市場に流れている大半がこの品種です。

加賀レンコン

金沢の伝統野菜になっています。中国種の改良品種と言われる「支那白花種」が主な品種として栽培されています。

粘りが強く、すりおろしてハス蒸し煮に適しているそうです。同じ品種が岩国でも作られています。

蓮根の栄養

疲労回復、かぜの予防、ガン予防、老化防止に
ビタミンCが非常に豊富で、疲労回復、かぜの予防、ガン予防、老化防止に効果があります。

ポリフェノールによる消炎止血作用
レンコンのアクにはポリフェノール類が含まれています。だから切り口が茶色く変色するんです。

でもこのポリフェノールには、消炎止血作用があり、胃潰瘍や十二指腸潰になった時、下血や喀血を止める効果があるそうです。

蓮根のビタミン

カロテン 3μg
E 0.6mg
K 0μg
B1 0.1mg
B2 0.01mg
ナイアシン 0.4mg
B6 0.09mg
葉酸 14μg
パントテン酸 0.89mg
C 48mg

れんこんには、疲労回復や滋養強壮、花粉症にも効果があり、夏ばてなどからの回復に役立つといわれています。

たんぱく質や脂質の消化を促進したり、肝機能を高めるともいわれます。

また、ストレスに強くなる、ビタミンCも豊富でメンタルな体調不良も回復に役立つといわれています。

体力増強効果、疲労回復効果、滋養強壮効果がありますから、虚弱体質の人には、おすすめの食材、「れんこん」です。

れんこんのシャキシャキとした食感は、なんといっても食物繊維の賜物です。

便秘気味の女性は多いですから、食物繊維が豊富なのは嬉しいです。

通常ビタミンCは熱に弱く、きちんと摂取したい場合過熱せずに食べる食材も多いですが、

れんこんに含まれるでんぷんに守られているため加熱してもビタミンCの損失は少なくて済みます。ナイスコンビです!

CAVECAVE

熊本藩主細川忠利が病弱であったため、藩の賄方であった平五郎が、
加藤清正が熊本城の外堀に非常食として栽培していた蓮根の穴に和辛子粉を混ぜた麦味噌を詰め、
麦粉・空豆粉・卵の黄身の衣をつけて菜種油で揚げたものを忠利に献上しお殿様が元気になったって。
バスガイドん時、説明していました。
だから蓮根は根(こん)がつくんですよ~言うて。

蓮根を食べるのは日本だけ?

実際現在レンコンを食べるのは日本と中国のみのようです。

中国南部では日本と同じように食材として様々な料理に使われています。

中国東北部では旬の時期が短いので、乾燥したものを薬用に使うケースが一般的です。

薬膳では、生のまま搾って果汁や野菜汁と組み合わせ「薬膳ジュース」にしたり、

「レンコンの煎り煮」「レンコンとキュウリの胡麻酢和え」「レンコンの肉詰め」などの料理や、粉にしたものを小麦粉と混ぜてパンを作ったりします。

外国で食べられていないものを英語で説明するにはどうしたらいいでしょう?

蓮根(レンコン)は「Lotus root」

辞典を引けば該当する単語は出てきますが、この単語を言うだけでは意味が伝わらないことも多いです。

なぜなら、海外の人達は日常的に蓮根や牛蒡を食べる文化がないので、名前を言われてもそれが何なのか全くわからないし、想像できないのです!

そんな時は無理に単語を英訳するのではなく、味や食感を伝えるようにしましょう。

「This is waht we call RENKON, and it is stem of a lotus. 」

(これは蓮根と呼ばれる食べ物で、ハスの茎だよ)

「It is fresh and have crispy texture.」

(みずみずしくて、シャキシャキした食感があるんだ)

「RENKON can be cooked in several ways, such as TEMPURA or stewed dishes」

(蓮根は天ぷらや煮物なんかにして食べられるよ)

こんな風に説明してあげると、蓮根が何かはわからなくてもなんとなく想像ができるはずです。

(天ぷらはお寿司「Sushi」と同じく、「TEMPURA」で世界中通じます!)

ギーヌギーヌ

だいじょうぶだから。
蓮根をアメリカ人に説明する場面なんて、今後ないと思う。

蓮根レシピ

れんこん自体、くせのある食べ物ではないですし。

シャキシャキ感を出すか、ホクホク感を出すか、モチモチ感にするか。

特に難しいことはないですよね。

すりおろし蓮根揚げ
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すりおろした蓮根に、サクラエビ、ねぎ、片栗粉、たまご、麺つゆ少々を混ぜて揚げただけです。

そのままでも、からし酢醤油でもおいしいですよ。

海苔でも青じそでもいいと思います。

蓮根サラダ
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めんどうな人はこちら↑↑↑↑

薄くスライスして、サッと湯どうししたらドレッシングかけるだけ。

蓮根レシピはごまんとあります!

味付けもどんな調味料もあいそうですね。

キッコーマンれんこんのレシピ

COOKPADれんこん

オレンジページネット

蓮根を使った商品

CAVECAVE

揚げても、煮ても、炒めても、美味しくて栄養がある蓮根。

今が美味しい時期、風邪予防のためにもいただきたい野菜ですね。

このれんこんチップス!酸っぱくておいしかったです。

からし蓮根も食べたくなりましたね~。