獅子ゆず(鬼柚子)を頂きました。
初めて見ましたが、その名の通りの見た目です。
この獅子ゆずをどうするか・・・。
お料理にちょっとのせたり、混ぜたりするだけで、
柚子の香りでお料理のクオリティが上がります。
それにしても大きいので柚子ジャムを作ってみました。
ヨーグルトにトッピングしたり、もちろんパンやクラッカーなどにも。
あ。めんどうな人はお風呂に入れて、柚子湯という手もあります。
獅子ゆず
「獅子(しし)ゆず」と呼ばれるカンキツです。
また、別名「おにゆず」とも呼ばれています。
果肉はそのままではあまり美味しくありません
シシユズは他の柑橘類のように果肉を楽しむ果物ではありません。
果肉だけを食べると甘味が少なく、酸味も締まりが無いボケた味がします。
鬼柚子はユズと言う名前が付いていますが、実はユズの仲間ではなく、文旦(ぶんたん)の亜種です。
文旦は、鬼柚子と同じくらいかやや小さいくらいのサイズで、高知県特産の柑橘類です。
獅子や鬼は邪悪のものを排除するため、縁起物とも言われており、お店に飾ったりされることもあります。
また、実が大きいことから、実入りが大きい→千客万来の縁起物としても重宝されています。
観賞用として利用される場合も多く、生食用には向きませんが、ピール、砂糖漬け、マーマレードなどに使われています。
和歌山では、マーマレードにするのは、本ゆずよりもこの獅子ユズの方が向いていると言われています。
料理の器として使っても香りがよく色が綺麗でおしゃれですね。
どうやって食べようか?
皮を剥き、ある程度白いアルベドの部分を削ぎ落して、好みの長さと細さに切りそろえ、
3回ほど水から煮こぼし、苦味を抜きます。
最後に水に数時間さらしたのちに、シロップで煮揚げます。
煮上がった物にグラニュー糖をまぶして乾かせば砂糖漬けに、
まぶさずに乾燥させてからチョコレートでコーティングすればピールチョコになります。
マーマレード
マーマレードの場合は果肉も皮もどちらも使います。皮はある程度薄くスライスして、煮こぼして苦味を抜いてから炊き上げましょう。
マーマレードやピールにはペクチンがたっぷり
ペクチンは水溶性の食物繊維です。
これには整腸作用があり、下痢や便秘を予防する効果や、血液中のコレステロールを減らし
動脈硬化や心筋梗塞、糖尿病の予防にも効果があるといわれています。
材料 (1回分)
鬼柚子の皮正味250g
粗糖250g(125g×2回)
水100cc
鬼柚子の果汁大さじ2
グラニュー糖適宜
作ってみました
手の平よりも大きな獅子ゆずです。
863gもありました。
中の実は小さいですね。
ジャムを作りました。
フードカッターで、カットしてもいいですが、皮の食感が欲しかったので皮を薄くスライスし、
果肉も半分くらいほぐして入れました。
せっかくなので、ゆずピールも作りました。
グラニュー糖をまぶしたものと、そのままのもの。
そのまま乾かしたものはチョコレートでコーティングしました。
ジャムも、ゆずピールも1、2回ゆでこぼしてから作りました。
大好きなロッテガーナチョコレートでコーティングしました、美味しい!
お友達にちょっとおすそわけしたら、とても喜ばれました。
オレンジピールのチョココーティングはよく見かけるけど、柚子はひと味違いますよ。
残りの皮はフードカッターで細かくしました。
うどんや蕎麦、鍋料理、つみれなどに混ぜたりして使おうと思います。
ホントにいい香りで、色々楽しみです。