きのこは秋の味覚!でも年中出回っていますので、
いつでも手に入って安くて便利で低カロリー!
簡単に1品作れるお助け食材ですね。
低カロリーでビタミンやミネラルが豊富なことから健康的なダイエットができます。
食物繊維が豊富なことから便秘の予防に効果があります。
きのこの食感も楽しめて色々な料理に使えるきのこ。
今日はきのこのお話です。
き・の・こ
「きのこ」って名前可愛いですよね~♪
きのこは、倒木や切り株などによく発生したことから「木の子」と言われるようになりました。
きのこは菌類に属し、胞子で繁殖しています。
分類学上はカビに近い仲間で、細胞には葉緑素が無いため、樹木や落ち葉などを栄養源とし菌糸を張りめぐらせます。
そして、胞子を生産するために菌糸の集合体である子実体を作ります。この、子実体を「きのこ」と呼んでいます。
きのこは、古くより「森の恵み」、「秋の味覚」として親しまれてきましたが、
今では栽培技術の進展・普及にともない、食材として何時でも手に入れることができるようになりました。
また、近年、きのこは食材としてだけでなく、生体機能調節効果が大きく取り上げられるようになり、健康食品としても脚光を浴びてきています。
日本には、4,000~5,000種類のきのこが存在していると言われていますが、正確な数は分かっていません。
このうち食用とされているきのこは約100種類、一方、毒きのこは200種類以上が知られていますが、
その他の大半のきのこについては、食毒が不明となっています。
参照:林野庁
きのこの種類
きのこ類は、樹木の倒木や落ち葉などを栄養源とする腐生性(ふせいせい)のきのこと、
生きた樹木の根と共生関係を保ちながら生育する菌根性(きんこんせい)のきのこに大別することができます。
(シイタケ、ナメコ、エノキタケ、ブナシメジなど)
腐生菌というのは、生物遺体や老廃物など、生きていない有機物素材を栄養源として生活する菌類を指す言葉である。
基本的には菌類は従属栄養生物であるから、他の有機物を栄養源として生活している。
その栄養の摂り方を考えると、大きく2つに分けられる。
一つは生きた生物にくっついて、そこから栄養を吸収するもの、つまり寄生生活をするもので、これを寄生菌という。
これに対して、栄養源とする有機物が生きていない場合、つまり生物遺体や排泄物、
あるいはそれらが分解して生じたデトリタスなどを栄養源として生活するものを腐生菌というのである。
デトリタス 生物遺体や生物由来の物質の破片や微生物の死骸、あるいはそれらの排泄物を起源とする微細な有機物粒子のことであり、通常はその表面や内部に繁殖した微生物群集を伴う。陸上の土壌に混入した有機物片のことを指す場合もあるが、多くの場合は水中のそれを指す。
(マツタケ、ホンシメジなど)
菌根菌とは、菌根を作って植物と共生する菌類のことである。
土壌中の糸状菌が、植物の根の表面または内部に着生したものを菌根と言う。
共生の形態から植物の根を包み込み鞘状の菌糸を形成する外生菌根菌と、根の内部で伸長する内生菌根菌に大別される。
現在、20種類程度のきのこが人工栽培されていますが、そのすべてが腐生性のきのこです。
一方、菌根性のきのこについてはようやくホンシメジの人工栽培技術が開発された段階であり、今後、生産に向けての技術改良が図られています。
原木栽培と菌床栽培
きのこの人工栽培には、古くから行われてきた原木栽培と、オガコ等を使用した菌床栽培があります。
原木栽培は、原木に穴をあけて種菌を打ち込み、一年間、林間地など自然環境下において菌を蔓延させてきのこを発生させる方法です。
菌床栽培は、オガコに米ぬかなどの栄養源を加えて固めたものに種菌を接種し、3ヶ月ほど、空調設備などを備えた施設内において菌を蔓延させてきのこを発生させる方法です。
しいたけ
どんな調理法でもおいしく食べられることで一般家庭の食卓に上がる機会が多く、数あるきのこの中で最も認知度・人気の高いきのこです。
ひらたけ
このきのこの美味しさは何と言っても出汁の美味しさです。
汁物、鍋物、炊き込みご飯など、さまざまな料理に利用できとても人気があります。
ハタケシメジ
くせのない味とシャキシャキした食感が特徴のきのこです。
「香りまつたけ 味しめじ」と言われるしめじはホンシメジのことを指しますが、分類学的にこのホンシメジに最も近いきのこです。
身近な環境で発生し、よく目にするきのこなのですが栽培が難しく市場での流通量はあまり多くありません。
タモギタケ
見た目がとても鮮やかな黄色いきのこです。
他のきのことは異なる独特の甘い香りと出汁が特徴です。お吸い物や鍋、炊き込みご飯などに利用されます。
マイタケ
その昔山に生えるマイタケは大変貴重で、それを見つけた人が舞い上がって喜ぶので「まいたけ(舞茸)」と名付けられたという言い伝えもあるきのこです。
歯切れが良く、特に天ぷらなどに利用されます。
アガリクス茸
スーパーなどでおなじみのマッシュルームと同じ仲間のきのこです。
非常に傷みやすいきのこなので、収穫後すぐに乾燥し、乾燥きのこ・粉として販売しています。
きのこの成分と栄養
きのこ類は、自然志向・健康志向の高まりとともに食べる機会が増えてきています。
きのこ類の成分は、水分、蛋白質、繊維質、無機質、ビタミン類などから組成されています。
1.体内におけるカルシウム代謝に重要な役割を果たすビタミンDを多く含み、骨粗鬆症の予防効果が期待できます
2.低カロリーでビタミンやミネラルが豊富なことから健康的なダイエット効果が期待できます
3.食物繊維が豊富なことから便秘の予防に効果があります
4.また、シイタケに含まれるエリタデニンという特有成分には血中コレステロール値を下げ、血流をスムーズにして血圧を低下させる効果が期待できます
5.きのこ類の多糖類(ベータ‐グルカン)は免疫の活性力を高め、ウィルスに対する抵抗力を示したり、抗腫瘍効果(こうしゅようこうか)も期待できます
などの効用があります。
このようなことから、栄養過多や肥満や成人病に陥りやすい現代人にとってきのこは、まさに理想的な健康食品と言えるでしょう。
健康を保つため、きのこ類を食卓に積極的に取り入れていきましょう。
きのこのカロリー
下に表がありますがきのこはとても低カロリー!
シロキクラゲ 1パック(100g) | 162kcal |
アアラゲキクラゲ 1パック(80g) | 137kcal |
乾燥マイタケ 1袋(30g) | 54kcal |
しめじ 1パック(300g) | 42kcal |
ハタケシメジ 1パック(130g) | 23kcal |
ウスヒラタケ 1株(100g) | 23kcal |
えのき 1袋(85g) | 19kcal |
ヒラタケ 1パック(92g) | 18kcal |
ぶなしめじ 小1パック(90g) | 16kcal |
タモギタケ 1パック(100g) | 16kcal |
なめこ 1袋(100g) | 15kcal |
マイタケ 1パック(90g) | 14kcal |
柳松茸 1パック(100g) | 13kcal |
エリンギ 1本(50g) | 12kcal |
茸黒あわび茸 1個(50g) | 10kcal |
松茸 中1個(29g) | 7kcal |
しいたけ M3個(36g) | 6kcal |
乾燥椎茸 1個(2g) | 4kcal |
ヌメリスギタケ 1個(20g) | 3kcal |
きくらげ 1個(1g) | 2kcal |
白きくらげ (10g) | 1kcal |
キクラゲ (10g) | 1kcal |
マッシュルーム M1個(10g) | 1kcal |
美味しいきのこ料理
きのこ料理へGO↓↓↓↓↓↓
COOKPAD
天然きのこには”毒きのこ”もあり、その症状は多種多様。
お酒に悪酔いするものや幻覚を見せる物・触るだけで手が炎症を起こしたり、
食べたら内臓が溶けて死に至るものまで、毒成分もいろいろな種類があります。
(絶対に食べないでくださいね!)
あっさり言ってるけど、「内臓が溶けて死に至る」って
めたくそ怖いんだけど・・・。