いい姿勢で立つ
毎日の悪い姿勢で正しい姿勢がとれなくなっている人がたくさんいます。
ダンスや、フィギュアスケート選手のターン、カラダの軸がわかっているからこそ、その動きができます。
体幹は幹(みき)、そこから伸びる枝が腕や足。
★壁に頭の真後ろ、肩甲骨、おしり、カカトをつけ(ちょうど身長計る時の感じ)
★手のひらを合わせて頭の上に引っ張ります。この時、腕を肩からの意識でなく、お腹から上にあげます。
おへそから指の先までが一本の線になっているイメージです。
★そのお腹のチカラを抜かないこと。
その意識のまま、歩いたり、走ったりという有酸素運動をします。
正しい姿勢。もし、その姿勢がキツイと感じるなら如何に普段の姿勢が悪いかわかるでしょう。
私も最初に、そうした時はすごくアタマを後ろに引いたような感じでしたが意識をしているうちに普通になりました。
いい姿勢で座る
では次に座ってやってみましょう。
★膝が直角になる高さの椅子に腰かけ手のひらを合わせて頭の上に引っ張ります。
この時、腕を肩からの意識でなく、お腹から上にあげます。
できればその高さの台を壁にピッタリつけて背中、頭を壁につけてやってみましょう。
★ゆっくり片方の足を上げます。柔軟性と筋力があれば無理なく上がります。
足の筋力でなく、体幹の筋力を使っています。
その筋力が重たい足を持ち上げ正しい姿勢で綺麗に歩くために必要です。
カラダは筋肉が繋がって、重なって、全身のバランスをとっています。
足を足の付け根からではなく、体幹から繋がって動かす意識をもって歩く。
足が前に出るから歩けるのではなくて、体幹が前に出て重心が移動して足が出るのです。
足だけ前に出しても重心が移動しなければ1歩も歩けません。
インナーマッスルを鍛えるため、まずこの座って足をゆっくり上げ下ろしの簡単トレーニングをやってみましょう。
やってはいけないことはカラダが後ろに傾かないようにしないと腰で足をささえてしまうので腰痛の原因になります。
筋力と柔軟性のバランス、筋力があってもカラダの後ろ側の柔軟性がなければ上がりません、
曲げる裏側は伸びなければまがらないので、1センチも上がらない人もいるかもしれません。
でも、もし上がらなくても上げようとしていればその筋肉に働きます。
まとめ
人のカラダの筋肉は大小600以上ありますが、日頃の生活ですべての筋肉を使うわけではないですし、
お仕事などでも同じ筋肉ばかりに負担がかかることが多いのでやはりトレーニングやストレッチなどを行わないと筋力や柔軟性は低下します。
いい姿勢で立つための筋肉も年齢とともに低下してゆくので腰やヒザなどに負担がかかり、痛みにかわる前に意識して負荷をかけましょう。
苦しいトレーニングをするのではなく、まずは日頃の姿勢に対する意識を変えることで眠っていた筋肉が目覚めます。
そして、その筋肉を意識し続けることで、いい姿勢が普通になってゆきます。
そこから左右のバランスがとれてゆくので、中心が歪んでいたら補正は難しいでしょう。
今からでも変われます。