海藻でお肌も髪も健康に!ダイエットにももちろん海藻!


このサイトでもダイエット、スキンケア、ヘアケアの記事のたびに、
食べることの大切さをお話していますが、よく登場するのが海藻。
私たちに欠かせないミネラル、水溶性食物繊維が豊富で、
海の野菜と呼ばれる海藻についてです。
いろいろな海藻がありますが、色も違いますよね。
そんな色の違いもお話しようと思います。
食べたくなりますよ~♪

海藻の効果

海藻は「sea vegitable(海の野菜)」と言われる程、栄養豊富でしかも低カロリー、

日本人にはなじみ深い食材ですが、海外ではほとんどが食用にせず、海に増殖する害藻として扱われてきました。

しかし、最近では欧米でもヘルシー志向が高まり、日本食への関心が高まっています。

中でも、海藻に含まれる豊富な栄養素に注目が集まっており、食用のみでなく、化粧品やシャンプーなど美容用品としても海藻が使用されています。

「生活習慣病」「健康増進」「美容」「ダイエット」と様々な効果が期待できる海藻。

海藻には水溶性食物繊維が豊富に含まれており、血糖値の上昇を抑えることから、糖尿病の予防と改善に期待ができます。

ひじきにはカルシウムが100gあたり1400mgと多く含まれており、骨粗しょう症予防にも効果的です。

高血圧予防としてカリウムの摂取は必要不可欠です。

海藻の代表わかめには、カリウムが100g中730mgも入ってます。

塩分を取りすぎないよう、サラダや酢の物がおすすめ。

ビタミンA B2は肌をきれいにする
ビタミンCは肌の白さを保つ
フロロタンニンは紫外線の吸収

海藻には肌をキレイに保つビタミン類が含まれており、ビタミンA、B2は皮膚や粘膜の細胞を健康にし、

さらにビタミンCは肌の白さを保ち、シミやそばかすを防ぐ効果もあります。

また海藻にはフロロタンニン(海藻タンニン)と呼ばれる酸化抵抗作用をもった成分も含まれており、日焼けの原因の紫外線を吸収する働きがあります。

「毎日続けること」で体の中から美しく、健やかな肌を育てます。

海藻はカロリーが少ないからダイエットに適していると思われがちですが、「食べたものを体に貯めない」がダイエットを成功させる秘訣です。

海藻に含まれる水溶性食物繊維は胃の中で水分を吸収・膨張するため満腹感があり、

不必要な成分を取り込み大腸へ運ばれ、適度な柔らかさの状態を保ちながら排泄されます。

また海藻の表面のぬるぬるした部分には、フコイダンと言われる脂質の吸収を抑えて体外に排出する効果持っており、

褐藻類に含まれる茶色の色素には、脂肪の蓄積を抑えてエネルギーとして燃焼されるのを促すフコキサンチンが含まれています。

無理な食事制限で痩せるのではなく、バランス良く食べて排泄するサイクルを身につければ、ダイエットは成功します。

海藻の色の違い

海藻はご存じの方も多いと思いますが、緑色・赤色・茶色など色もカラフルで種類も豊富です。

普段は気にすることなく、おいしくいただいている海藻たち。

これからお鍋がおいしい季節になりますが、お鍋の出汁に欠かせないのが昆布ですね。

昆布は黒っぽい茶色、お味噌汁や酢の物に欠かせないワカメも本当の色は茶色。

海藻の色は、海藻の性質と海の深さと太陽の光に関係があるのです。

海藻の色で、海の浅いところに生息している海藻なのか、深いところに生息している海藻なのか、おおよその検討がつくのです。

なぜ海の深さと太陽の光等が、海藻の色に関係があるのでしょうか?

海藻の種類は大きく3つに分かれる

海藻の種類は、大きく、緑藻類、褐藻類、紅藻類という3つのグループに分類されるのをご存じでしょうか?

太陽光が海の中を進むと・・・

まず、海の上層で、赤色と橙色、紫色が吸収され、青色は海水に吸収されず、バラバラに散っていきます。

(ちなみに、海が青いのは、青色だけが海水に吸収されずに、海の上層でバラバラに散乱されるからです。)

さらに水深が深くなると黄色が吸収されてしまいます。そして最後に緑色が残ります。

つまり、海の下層まで届く光は『緑色』だけなのです。

海藻は光合成をします。

海藻は海の深い所まで生息しています。

そのため、海の深いところで生きていくためには、最後に残った緑色の光を吸収しなくてはならないのです。

海藻の色素の性質

陸上の植物や海藻の中には、光合成をするために、クロロフィルaという色素が含まれています。

このクロロフィルaは赤系と青系の光を吸収します。陸上の植物はクロロフィルaの働きが強いため、赤系と青系の光を吸収し光合成をしています。

そして残った緑色は吸収されず反射するので、陸上の植物は緑に見えるのです。

そして、浅瀬に生息するアオサなどの緑藻類は、陸上の植物と似ているので、緑色なのです

褐藻類は、クロロフィルa以外に青緑色を吸収するフコキサンチンという色素を持っています。(フコキサンチンは橙色をしています。)

青緑色は、緑色の次に海の深いところまで届く光ですから、この青緑色の光を吸収できる褐藻類は、緑藻類より深いところに生息することができるのです。

この褐藻類は、緑色、橙色、黄色、赤色の光を吸収しないので、褐色をしています。

昆布やワカメは、褐藻類の仲間です。

生きているときは褐色なのですが、熱をかけるとフコキサンチンとタンパク質のつながりが切れて、青緑色のクロロフィルaが優勢になるので緑に見えるのです。

そして、もっとも深いところで生息できる海藻は、緑色の光をよく吸収できる海藻だけになります。

そのため、トサカノリなどの赤色の紅藻類が分布しているのです。

赤色は緑色の光を吸収しますからね。

紅藻類は、クロロフィルa以外に、緑色の光りを吸収するフィコエリスリンという色素を持っています。

このフィコエリスリンは、赤色の光を吸収できないため赤色に見えます。

ただし、同じ紅藻類でも、浅い海に住んでいる海藻もいます。それが海苔の仲間です。

海苔の仲間は、緑を吸収するフィコエリスリン以外にもフィコシアニンという赤を吸収する色素も持っています。

つまり海苔は、青から赤に至るまで、多くの色素を持っているので、黒っぽい色をしているのです。(黒色はより多くの光を吸収しやすい色です。)

水深によって変わる光の色、そして同じ海藻でも色が違う謎。

海藻も光合成をしないと生きていけません。

少しでも多く光を吸収しなければならないことを考えると、なぜ海藻が、黒、茶、赤、緑、などに分かれているのか答えが出てきますね。

つまり、海藻の色の違いは、それぞれの水深に届く光をもっとも多く吸収できる色に進化した結果なのです。

海藻を美味しく食べる

わかめの煮びたし

だし汁にしょうゆ、酒で味をつけて煮立て、もどしたわかめをざく切りにして加えてサッと煮る。

緑色が鮮やかになったら火を止め、そのまま冷ます。食べる時には、千切りしょうがを添えて。

わかめの韓国風サラダ

もどしたわかめを食べやすく切って、さっと熱湯を通しておく。そこにゆでた小エビ、貝割れ菜、薄焼き卵の細切りなどを混ぜる。

ドレッシングは、ごま油、しょうゆ、酢、ねぎ・しょうがのみじん切り、ゴマ、砂糖などを合わせて作ると韓国風サラダのできあがり!

わかめの炒め物

サラダ油を熱し、にんにく、しょうがのみじん切り、長ねぎの千切りを炒め、硬めにもどしたわかめを加えてサッと炒める。

しょうゆと酒で味を整え、白髪ねぎをたっぷりのせて。

ひじきのサラダ

ひじきをもどして熱湯にサッと通す。ゆでたさやいんげんと油を切ったツナを混ぜる。

レモン汁とサラダ油を同量混ぜて、ニンニクのみじん切りを加えてドレッシングを作り、かけて食べる。

ひじきの炊き込みご飯

ひじき、油揚げ、にんじん、しいたけなどの具を煮て、煮汁ごと炊き込む。

ひじきの煮物が余った場合に、ご飯に混ぜてもよし。その混ぜご飯の上に目玉焼きや炒り卵などを載せると、見た目がきれい。

ひじきとハムの炒め物

ハムは千切りにし、にんにくをみじん切りにする。油をひいたフライパンでにんにくを炒め、

ハム、もどしたひじきを加えてサッと炒め、塩・こしょう・しょうゆで味を整える。

海藻いろいろ

 

紅藻類

海苔 おなじみ!
のり
テングサ 寒天に使われていますね
テングサ
トサカノリ 刺身のつまや海藻サラダでよく見かけますね
トサカノリ
オゴノリ 福岡では「おきゅうと」にする海藻です
おきゅうと

緑藻類

アオサ 天ぷらやお吸い物に鮮やかな緑でキレイ
アオサ
ウミブドウ 沖縄でよく養殖されているプチプチのです
ウミブドウ

褐藻類

モズク 酢醤油でいただいてもお吸い物にもいいですね
モズク
アカモク 昔は捨てられていたそうですが健康効果で話題の海藻です
アカモク
アラメ 乾燥させたものを水でもどして炒めたり佃煮に
アラメ

CAVECAVE

海藻の中でもワカメや海苔はたいてい常備していますよね。
アカモクは美容師さんから「めっちゃ髪にいい!」と聞いたのですがねばねばがすごいので、ニガテな私はアカモクふりかけを発見し時々食べています。
そして、あのご年齢で白髪がない岩下志麻さんが「毎日モズクを食べています」と言ったのを知ってからは今までにも増して食べるようになりました(笑)