【蜂蜜】蜂蜜とローヤルゼリーはどう違う?



1匹のハチが一生で集められるはちみつの量は、ティースプーン1杯分といわれています。

そんな貴重な蜂蜜にはどんなパワーが秘められているのでしょうか?

わたしは蜂蜜があまり好きではありませんでした。

でも、カラダのコンディションのために、毎日ひとさじ。

そうしているうちに、もう欠かすことのできないものとなりました。

蜂蜜とローヤルゼリーってどう違うのでしょう?

今日はそんなお話です。

蜂蜜って?

蜂蜜とは、ミツバチが花の蜜を採集し、巣の中で加工、貯蔵したものをいいます。

約8割の糖分と約2割の水分によって構成され、ビタミンとミネラル類などの栄養素をわずかに含みます。

味や色は蜜源植物によってさまざま。

本来はミツバチの食料ですが、しばしば他の生物が採集して食料としています。

人類も「蜂蜜の歴史は人類の歴史」ということわざがあるように、古来、食用や薬用など様々な用途に用いています。

人類は初め、野生のミツバチの巣から蜂蜜を採集していましたが、やがてミツバチを飼育して採集すること(養蜂)を身に付けました。

人類による蜂蜜の生産量は、世界全体で年間約120万tと推定されます。

蜂蜜

蜂蜜の種類

同じ花のハチミツが採れるのは何故?

蜜源となりうる花が複数ある場合、複数の花の蜜が混じった蜂蜜ができるのではないかと考えられがちです。

しかしミツバチには一つの花から蜜を採集すると、可能な限り他の花の蜜を採集しないという性質があります。

さらに蜜蜂にはミツバチのダンスと呼ばれる8の字に飛び回る行動によって仲間に蜜源を知らせる習性があり、

豊富な蜜源については激しく飛び回って知らせる一方、貧弱な蜜源についてはほとんど、時にはまったく教えようとしません。

このような理由から、現実には、ほぼ純粋に一つの花から蜜を採集することができるのです。

蜂蜜は主要な蜜源植物によってレンゲ蜜、アカシア蜜などと分類され、蜜源植物が複数ある場合には「百花蜜」と呼ばれます。

蜂蜜の成分

〇糖分
〇ミネラル
〇ビタミン
〇酵素

品質(純粋・加糖・製糖蜂蜜 等について)

日本において、はちみつ類の表示に関する公正競争規約によって品質が決められています。

純粋はちみつ:みつばちが植物の花みつを採集し、巣房に貯え熟成した天然の甘味物質。

精製はちみつ:純粋はちみつから臭い、色等を取り除いたもの。

加糖はちみつ:純粋はちみつに異性化液糖その他の糖類を加えたものであって、純粋はちみつの含有量が重量百分比で60パーセント以上のもの。

※ 採蜜源の花名:はちみつに採蜜源の花名を表示する場合には、当該はちみつのすべて又は大部分を当該花から採蜜し、
その花の特徴を有するものであって、かつ、採蜜国名を表示しなければならない。

蜂蜜の効能

脳の栄養・もの忘れに効く!

記憶力を回復させる特効薬ともいえるのが、蜂蜜です。

そもそも蜂蜜には非常にオージャス(=生命エネルギー)が多く、食べるとすぐにからだとこころの滋養になります。

蜂蜜は90パーセント以上が単糖類でできているので、消化の必要がありません。

食べたらすぐに吸収され、そのまま血糖に反映されますから、あっというまに脳の栄養になります。

また、栄養面だけではなく、脳の発育という点でとても効果的です。

人間の脳の重量は、だいたい20歳でマックスになるといわれています。つまり、20歳まで脳は発育しつづけるということ。

ですから若い人は蜂蜜をどんどん食べるとよいでしょう。

蜂蜜の食べ方は、やはり空腹時に単独で食べます。かならず非加熱の生蜂蜜を選んでください。

蜂蜜は熱を加えると純粋な栄養素が壊れて毒素になってしまいますので、熱いものに入れたり、調理したりしてはいけません。

分量は毎日ティースプーン3杯まで。保管は40度以下の場所でします。

また、40度近い高熱が出ているときには食べないようにしてください。

「そのまま舐める」が最適
ハチミツには、レンゲやアカシア、ミカン、タンポポ、クローバーなどさまざまな種類がありますが、その効能は、じつは花の種類とは関係がありません。

ハチミツの効能は、どの季節の太陽のもとで咲いた花かによって変わります。何の花かではなく、いつ咲いたかで、その効能が決まるのです。

人間には、12の脳神経があります。聴神経や視神経、顔面神経、舌神経などが代表的ですが、ハチミツが採れた季節によって、この12の脳神経への効果が変わってきます。

たとえば、8月から10月の太陽のもとで採れたハチミツは、視神経に効果的です。視覚にとてもよいわけですね。

また3月から5月に採れたハチミツは、味覚をつかさどる舌咽神経や、眼球の運動に関係する動眼神経によいとされます。

1月から3月のハチミツは、聴覚神経に効果的です。

このように季節によってハチミツの効能は変わります。ただ、いずれにせよ、やはり生のものでないと意味がありません。

いちばん効果を発揮する食べ方は、そのまま舐めることです。最大限の効果を求めるなら、空腹時がベスト。

ハチミツには、穀物といっしょに食べるとカパ(=水の質)を乱すという特徴がありますから、パンに塗ったりするのもあまりおすすめできません。

水やぬるめのお湯に溶いて飲むぶんには問題ないので、レモンを加えてはちみつレモンジュースにするのもおすすめです。

このハチミツレモンジュースには、アーマ(=未消化物)の浄化という効能があるので、胃腸のお掃除にもなります。

砂糖と比べるとカロリーも低め。砂糖のカロリーは100gあたり約387kcalに対し、はちみつは294kcalです。

はちみつは、砂糖と比べてカロリーも低いのに身体への負担も少なく、健康に良いのですね。

※はちみつの菌は加熱しても死にません。そのため、1歳未満の乳児は、たとえ加熱されたはちみつでも食べてはいけません。
ボツリヌス症に感染する恐れがあります。どんなに効能があるからと言っても、はちみつは1歳を過ぎてから食べさせてください。

蜂蜜

ひとさじのはちみつ

蜂蜜のことを知ると、蜂蜜がもっと好きになります。

わたしは、この本を読んでからティースプーン1杯の蜂蜜をクチに運ぶ瞬間が好きになりました。

ニガテだった蜂蜜なのに、ゆっくりと味わってカラダに染み入る感じがします。

ローヤルゼリー

蜂蜜の加工品などと誤解をされることがありますが、蜂蜜は、働き蜂が花蜜を餌として巣に蓄え熟成させた甘味料であり、

ローヤルゼリーは、働き蜂が花粉を材料として体内で合成し分泌したものです。

見た目はとろりとした乳白色の物質で、酸味が強く、蜂蜜とはまったく異なります。

ローヤルゼリーは、ミツバチの社会“コロニー”を維持するために必要不可欠な食べ物です。

実は、卵の段階では、働き蜂も女王蜂も同じメスであり、全く違いがありません。

ところが、孵化してから3日目まで、ローヤルゼリーより栄養価の低いワーカーゼリーを食べ、4日目以降、蜂蜜と花粉を食べるメス蜂は働き蜂となります。

一方、女王蜂となるメス蜂は孵化してから生涯に亘りローヤルゼリーを食べ続けるのです。

つまり、ローヤルゼリーは、女王蜂だけが食べ続けることを許される特別な食べ物なので、“ロイヤル”というわけです。

このように、遺伝子的に全く同じ受精卵を働き蜂と女王蜂に分化させるのはまさにローヤルゼリーの神秘的な力といえるでしょう。

成虫となった女王蜂と働き蜂を比較すると、女王蜂は体の大きさが2~3倍、寿命が30~40倍にもなり、

また、卵を産むことができない働き蜂に対して、女王蜂は毎日約1,500個もの卵を産み続けることができるなど、特徴や能力が大きく異なります。

体型や能力は、生まれつき、つまり“遺伝子”によって決まっていると考えられてきましたが、生後の食べ物によってそれらが決まるというのは驚くべきことです。

ローヤルゼリーの成分

ローヤルゼリーの中にはたんぱく質、アミノ酸、リン酸結合体、ビタミン類など、60種類以上もの成分がバランスよく含まれています。

これらの成分は総合的に女王バチの生理的機能に有効的に作用し、潜んでいる生命力を引き出すものと考えられます。

また、ローヤルゼリー(ロイヤルゼリー)にはデセン酸のように、自然界にはローヤルゼリーにだけしか、存在しない特有成分も認められています。

女王蜂になるための特別なミルク、それがローヤルゼリー(王乳)なのです。

ローヤルゼリーはこんな方にオススメ

ローヤルゼリー

蜂蜜とローヤルゼリーはどちらも蜜蜂さんのおかげで作られるものですが、ローヤルゼリーはかなり貴重なものなんですね。

病気とは言えないカラダの不調から、1日も早く回復できるように健康食品の助けをかりるのもひとつの手だと思います。